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KNOW-HOW

テレアポが上手い人が実践しているコツ9選|3人に1人アポが決まる再現性ある技術

#見込み客発見

「何件かけても全然アポが取れない」「断られるたびに気持ちが折れる」

テレアポに苦手意識を持つ営業パーソンは少なくありません。しかし、テレアポが上手い人が勝負しているのは「話す内容」ではないのです。

声のトーン、心構え、断られたときの切り返し方について、再現性のある「型」を持って実践しているかどうか、ただそれだけの違いです。インビクタスでは、テレアポを科学的に分析し、不動産・保険・金融など高難易度業界の営業支援を通じて実証を重ねてきました。

支援した企業では、テレアポ数が支援前対比5倍になった事例も生まれています。この記事では、テレアポが上手い人が実践しているコツを9つ厳選して解説します。

岡哲也
株式会社インビクタス 代表取締役
岡 哲也 OKA TETSUYA

東京工業大学卒業後、博報堂を経てプルデンシャル生命保険にて4年連続MDRT会員。営業所長・支社長としてマネジメントも経験し、育成メンバーの約60%をMDRT会員に育成。2019年、営業を科学することに特化した株式会社インビクタスを創業。

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テレアポが上手い人と下手な人、何が違うのか

テレアポの成果に差が出る理由は、「話す内容の良し悪し」だけではありません。同じ商材・同じスクリプトを使っていても、結果には大きな開きが生じます。上手い人が押さえているのは、次の3つのポイントです。

  • 声・雰囲気・姿勢などの「非言語コミュニケーション」
  • 断られたときの「切り返しの型」
  • アポイントの「取り方の型」

3つのポイントを深掘りしていきます。

なぜ同じ商材でも結果に差が出るのか

電話では相手の表情や身振りが見えない分、声から受け取る情報の比重が格段に高まります。

心理学者メラビアンの研究によると、コミュニケーションにおける言語情報(話の内容)の影響力は全体の7%程度とされており、残りは声のトーンや速さ、態度・表情が占めるとされています。

つまり、どれだけ論理的で丁寧な説明をしても、声が暗く自信なさそうに聞こえれば、相手はその段階で「話を聞きたくない」と感じてしまうもの。

テレアポが上手い人は、この原理を体感として理解し、「いかに楽しそうに・自信を持って話すか」を最優先に置いています。

上手くいかない人が陥りがちな3つの思い込み

テレアポで成果が出ない人には、共通した思い込みがあります。

  • 「内容をしっかり説明しなければ相手に伝わらない」
  • 「断られたのは商材が悪いから」
  • 「アポを取れるかどうかは運次第」

1つ目の「説明しなければ伝わらない」という思い込みは、電話口での長い説明が逆効果である事実と正反対のもの。相手はほとんど聞いていないのが現実です。

2つ目の「商材が悪い」という考えも危険で、トークや心構えに改善の余地があるケースがほとんど。

3つ目の「運次第」という発想では成長が止まります。正しい型を身につければ、再現性を持って成果を出せるのです。

これらの思い込みを手放し、科学的な視点でテレアポを捉え直すことが、成果向上への第一歩でしょう。

テレアポが上手い人のコツ①〜③|声・雰囲気・マインドセット

アポ獲得率を左右する最初の要素は、スクリプトの内容よりも「声と心の状態」です。上手い人は架電前の準備から、すでに結果を作り始めています。

  • コツ①:「楽しそうに」電話する
  • コツ②:「絶対に会った方がいい」という確信を持つ
  • コツ③:断られたらすぐに次へ切り替える

マインドと声に関する3つのコツを見ていきます。

コツ①:「楽しそうに」電話する

テレアポで意識すべき声の状態は「明るく・元気に・楽しそうに」の3点です。

多くの営業パーソンが「明るく・元気に」は実践できていますが、「楽しそうに」まで達している人は少数でしょう。

楽しそうな雰囲気は、相手に「この人の話は聞いてみたい」という感覚を与えるもの。内容が伝わる前の段階で、印象はすでに決まっています。

電話中に鏡を置いて、自分の表情を確認しながら話しましょう。表情は声に直接出ます。

口角を上げた状態で話すだけで、声のトーンは確実に変わります。

コツ②:「絶対に会った方がいい」という確信を持つ

「この商品、本当に売れるのかな…」という迷いは、声に乗って相手に伝わるものです。

テレアポが上手い人は、「私の話を聞いた人は全員、会ってよかったと言ってくれる」という強い確信を持って電話しています。

自信のある声と確信に満ちたトーンは、相手の断り意欲を下げる効果があります。

「興味がない」と言いながらも、声の熱量に押されてアポを承諾するケースは実際に多いもの。

架電前に「自分の提供する価値」を口に出して確認する習慣をつけましょう。

「この話を聞けば、相手は1mmでも得をする」という確信が、声に自信を与えてくれます。

コツ③:断られたらすぐに次へ切り替える

テレアポは、断られる仕事。

断られた1件ごとに「何が悪かったんだろう」と考え込んでいては、1日の架電数が激減してしまいます。

テレアポが上手い人は、断られた直後に素早く気持ちを切り替えて次の電話へ。

また、コソコソ電話するのではなく、先輩や同僚のいる場所で堂々と架電することもメンタル強化につながります。

人前で断られることに慣れると、断られること自体への恐怖が薄れ、架電のスピードが上がっていくのです。

「断られたら1点獲得」のゲーム感覚で捉えると、切り替えは驚くほど早くなるでしょう。

断られた数が多いほどアポに近づいているという感覚が、モチベーションの維持につながります。

テレアポが上手い人のコツ④〜⑥|準備とゴール設計

どれだけ声が良く、メンタルが強くても、準備不足では安定した成果は出せません。上手い人は架電前の「設計」を怠らないもの。

  • コツ④:ゴールを「アポを取ること」だけに絞る
  • コツ⑤:スクリプトに忠実に、感情を込めて話す
  • コツ⑥:明確な目標を設定してから架電する

準備・設計に関する3つのコツを解説します。

コツ④:ゴールを「アポを取ること」だけに絞る

テレアポの段階で商品の説明を細かくしようとする人は多いですが、これは逆効果。

電話越しに聞く説明は断片的にしか伝わらず、相手の記憶にも残りません。

アポの当日になっても「今日何の話でしたっけ?」となるケース、珍しくはないのです。

テレアポのゴールは「商品を売ること」ではなく、「よくわからないけど会ってみよう」と思わせること。

「お会いいただければ、すべてご説明できます」の一点に絞ることで、無駄なトークが消え、会話がシンプルになります。

電話口で説明しようとする衝動を抑え、「詳しくはお会いしてご説明します」のフレーズを鉄板にしましょう。

ゴールを明確にすると、迷いがなくなります。

コツ⑤:スクリプト(台本)に忠実に、感情を込めて話す

テレアポは、営業プロセスの中で唯一「カンニング」が許される場面です。

スクリプトを手元に置きながら話せるため、理想のトークを事前に設計し、それを感情を込めて再現することに集中できます。

スクリプトなしで電話している人は、毎回異なるトークになるため改善ができず、成長が止まります。

受付突破・担当者トーク・切り返し・アポクローズの4場面それぞれにスクリプトを用意し、徹底的に磨くことが成果への近道。

  • 受付突破スクリプト:「個人的な用件」「何度もかけており馴染み感を出す」など
  • 担当者トーク:「楽しそうに・確信を持って・用件は最小限に」
  • 切り返しスクリプト:「興味ない」「忙しい」への対応トーク
  • アポクローズスクリプト:「仮に+2択」の型

コツ⑥:明確な目標を設定してから架電を始める

「とりあえず何件かかけよう」という始め方では、成果は安定しません。

テレアポが上手い人は、「今日は〇時間で〇件かけ、〇件アポを取る」という数値目標を先に決めてから架電を開始します。

目標があることで達成に向けた逆算思考が働き、1本1本の電話の質が上がるのです。

また、達成・未達成にかかわらず振り返りができるため、改善のサイクルを回しやすくなります。

1日の架電記録をつけ、アポ取得件数・断り理由・受付突破率などを数値で把握しましょう。

データこそが、改善の起点です。

テレアポが上手い人のコツ⑦〜⑨|断り切り返しとアポクローズの型

声とマインド、準備が整ったら、次は実際の通話における「型」の習得です。特に断られたときの切り返しと、アポの取り方には再現性の高い技術があります。

  • コツ⑦:断りの言葉は「興味ない」「忙しい」の2つだけ
  • コツ⑧:「仮に+2択」でアポを迫る(チョイス法)
  • コツ⑨:大げさなリアクションと第3者話法で相手を引き込む

通話の核心となる3つのコツをお伝えします。

コツ⑦:断りの言葉は「興味ない」「忙しい」の2つだけ

テレアポで返ってくる断り文句は、突き詰めると「興味ない」と「忙しい」の2種類だけです。

この2つを乗り越えるトークを事前に準備しておけば、大半のケースでアポに持ち込めます。

断りへの正しい切り返しは、Yes, But法(共感→切り返し)を使います。

「ですよね、お忙しいですよね(Yes)」とまず深く共感し、その後に「そういった方ほど、お会いした後に喜んでいただいているんです(But)」と続けましょう。

共感のない切り返しは反感を生むため、順序が重要です。

「興味ない」への切り返し例:
「おっしゃる通りです。ただ、興味がないとおっしゃる方ほど、実際にお会いすると喜んでいただけることが多いんです。30分だけ時間をください」

「忙しい」への切り返し例:
「お忙しい中ありがとうございます。だからこそ、短時間でお伝えできるようにしています。仮にお時間をいただくとしたら、明日と明後日どちらがよろしいですか?」

コツ⑧:「仮に+2択」でアポを迫る(チョイス法)

「お時間いただけますか?」とYes/Noで聞くと、相手は簡単に「結構です」と断れてしまいます。

アポの取り方にも型があり、それが「仮に+2択」のチョイス法です。

「仮にお時間をいただくとしたら、明日の夕方と明後日の夕方ではどちらがご都合よろしいですか?」のように、断ることを前提とせず、どちらかを選ぶことを前提とした聞き方をするのです。

これにより、相手は「断る」という選択肢から「どちらにするか」という選択へと自然に誘導されます。

「お時間いただけますか?」は禁句にしましょう。

必ず「仮に〜としたら、AとBどちらがいいですか?」の形で聞くことを徹底してください。

コツ⑨:大げさなリアクションと第3者話法で相手を引き込む

電話では表情が見えない分、リアクションが薄いと相手に「聞いてもらえていない」「盛り上がらない」という印象を与えてしまいます。

テレアポが上手い人は、「そうだったんですね!」「さすがです!」「ありがとうございます!」といったリアクションを意図的に大げさにとり、会話に温度感を生んでいます。

また、「〇〇さんのようなお立場の方は、皆さんお忙しくて……でも、お会いした後に喜んでくださっています」のように第3者や一般論を挟む「第3者話法」も有効です。

主観的な売り込みではなく、客観的な事実として伝えることで、相手の納得感が高まります。

第3者話法はテレアポだけでなく、商談・プレゼン・クロージングのあらゆる場面で応用できる汎用性の高いテクニックです。心理学的な背景と具体的な使い方については以下をご覧ください。

>>【関連記事】第三者話法とは?心理学的効果と営業での実践例を解説

録音ツールを使って自分のトークを聞き返しましょう。

リアクションが薄い、声が暗い、説明が長いといった、自分では気づけないクセが必ず見つかります。

テレアポのコツは組織全体に落とし込んでこそ成果になる

個人がコツを習得しても、チームに浸透しなければ組織としての成果は安定しません。テレアポが上手い人を1人育てるのではなく、チーム全員が再現できる「仕組み」を作ることが重要です。

  • テレアポ数が5倍になった組織が実践したこと
  • 毎週のロールプレイングで成果を安定させる
  • テレアポは今後さらに難しくなる。だからこそ「型」が重要

組織への落とし込みで特に重要な要素を解説します。

テレアポ数が5倍になった組織が実践したこと

インビクタスが支援した会社では、支援開始前はトークスクリプト通りにやっても結果が安定せず、人によって成果にバラつきがある状態でした。

さらに成果が出ないことがモチベーション低下につながり、離職率の高さも深刻な課題となっていました。

支援後は毎週の実践的なテレアポトレーニングを導入し、スクリプトの型化・ロールプレイングの徹底・マインドセットの強化を継続した結果、テレアポ数が支援前の5倍以上に増加。

この実例の詳細につきましては、以下からご確認ください。

>>【導入事例】テレアポの獲得件数が5倍以上、営業パーソンとしてのマインドも向上

毎週のロールプレイングで成果を安定させる

テレアポの型を習得するには、インプットだけでなく反復練習が欠かせません。

ロールプレイングを毎週の習慣にすることで、スクリプトが体に染み込み、本番の架電で自然に出てくるようになります。

また、ロールプレイングは「断られる練習」にもなります。架電相手の役を担当者が演じることで、どのタイミングで断りが来るか、どう切り返すかを安全な環境で体験できるのです。

メンタルの強化という意味でも、絶大な効果があります。

ロールプレイングを効果的に運営するには、目標設定・役割分担・フィードバックの仕方に型が必要です。実施手順と成功のコツについては以下の記事で詳しく解説しています。

>>【関連記事】営業ロープレ(ロールプレイング)とは?|実施手順と成功のコツ

テレアポは今後さらに難しくなる。だからこそ「型」が重要

電話に不慣れな世代が増えていることから、テレアポそのものの難易度は今後さらに上がっていくと考えられます。

耳から入る情報を脳内で映像化して理解する能力が低下しているため、声だけで相手を引き込む技術の重要性は増す一方。

だからこそ、感覚や根性論に頼らない「科学的な型」を今のうちに組織に定着させることが、将来の競争優位につながります。

テレアポが上手い人を1人作るのではなく、組織全体で再現できる仕組みへ。

そこにこそ、持続的な成果の源泉があります。

まとめ|テレアポが上手い人の9つのコツ

テレアポが上手い人が実践しているコツをまとめます。

  • コツ① 「楽しそうに」電話する――声のトーンが結果を左右する
  • コツ② 「絶対に会った方がいい」という確信を持つ
  • コツ③ 断られたらすぐに切り替えて次へ進む
  • コツ④ ゴールを「アポを取ること」だけに絞る
  • コツ⑤ スクリプトに忠実に、感情を込めて話す
  • コツ⑥ 明確な目標を設定してから架電する
  • コツ⑦ 断りの切り返しは「Yes, But法」で準備しておく
  • コツ⑧ 「仮に+2択」チョイス法でアポを迫る
  • コツ⑨ 大げさなリアクション+第3者話法で相手を引き込む

テレアポが上手い人は、才能があるのではなく、再現性のある型を持っています。

テレアポはその型を磨くことで確実に成果が上がりますが、見込み客の獲得手法はテレアポだけではありません。

紹介・反響・直接開拓など複数の施策を組み合わせることで、組織としてより安定したリード獲得が実現します。

>>【関連記事】見込み客発見の4つの施策|商談に繋がるリード獲得方法

科学的なアプローチでテレアポを営業組織全体で改善したい方は、ぜひインビクタスにご相談ください。

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