
売れる営業は「ストーリー」で心を掴む!共感を生む自己紹介を解説
お客様との関係構築において、「自己紹介」こそが信頼関係の基盤となり、成約率やクロージングのスピードに大きな影響を与えます。効果的な自己紹介の方法と、特に「ストーリー」を活用した自己表現の重要性について解説します。
営業は、人と人との繋がりで成り立っています。
その繋がりを築く最初のステップが「見た目」です。
どんなに素晴らしい商品やサービスを持っていても、第一印象が悪ければ、お客様の心は閉ざされたまま。
逆に、好印象を与えることができれば、商談はスムーズに進み、成約率もぐっと上がります。
まさに、「第一印象を制する者が商談を制す」と言えるでしょう。
この記事では、営業マンが第一印象で好印象を与えるためのポイントを解説していきます。
では、なぜ営業マンにとって見た目が重要なのでしょうか?
その理由は以下の通りです。
それぞれ順番に解説していきます。
心理学者のアルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」をご存知でしょうか?
これは、第一印象の形成において、視覚情報(見た目や表情、しぐさなど)が55%、聴覚情報(声のトーンや話し方など)が38%、言語情報(話の内容)がわずか7%しか影響を与えないという法則です。
つまり、営業トークの内容よりも、見た目や話し方の方が相手に与える印象が圧倒的に大きいのです。
初対面のお客様は、あなたの言葉よりも先に、見た目であなたを判断します。
清潔感のある服装、自信に満ちた表情、堂々とした立ち振る舞い。
これらは全て、お客様に「この人は信頼できそうだ」「話を聞いてみよう」と思わせるための重要な要素です。
第一印象でお客様の心を掴むことができれば、その後の商談を有利に進めることができるでしょう。
高額な商品や重要な契約を検討する際、お客様は営業マンの人間性を重視します。
「この人に任せて大丈夫だろうか?」
「騙されたりしないだろうか?」
といった不安を抱えるお客様に対して、清潔感のある見た目と誠実な態度は、信頼感と安心感を与えます。
高級ブランドのスーツを着こなす必要はありませんが、シワのないシャツ、磨かれた靴、整えられた髪型など、細かい部分まで気を配ることで、お客様に「この人は仕事に真剣に取り組んでいる」という印象を与え、信頼感を高めることができます。
ビジネスシーンでは、TPOに合わせた服装や身だしなみは、プロ意識の表れです。お客様と会う際に、清潔感のある服装を心がけることは、相手に敬意を払い、ビジネスに真剣に向き合っている姿勢を示すことに繋がります。
一方で、カジュアルすぎる服装や奇抜な髪型は、相手に不誠実な印象を与え、ビジネスパーソンとしての信頼を失ってしまう可能性があります。常にお客様の立場に立ち、相手に失礼のない服装を心がけましょう。
営業マンは、企業の代表としてお客様と接する「会社の顔」です。
営業マンの印象は、そのまま企業のイメージに直結します。
個々の営業マンがプロフェッショナルな印象を与えることで、企業全体の信頼感やブランドイメージも向上させることができるのです。
お客様は、営業マンの身だしなみや言動から、その企業の社風や価値観を判断します。
そのため、常に企業の代表としての自覚を持ち、責任ある行動を心がけましょう。
身だしなみを整え、自信のある見た目でお客様と接することは、営業マン自身の自己肯定感の向上にも繋がります。
「自分はできる」と信じることで、プレッシャーや困難な状況にも前向きに立ち向かうことができ、より良いパフォーマンスを発揮できるようになります。
また、自信に満ち溢れた態度は、お客様にも好印象を与え、商談をスムーズに進める後押しとなるでしょう。
見た目の重要性が理解できたところで、具体的にどのような点に気をつければ良いのでしょうか?
売れる営業マンの見た目の作り方を3選ご紹介します。
清潔感は、相手に好印象を与えるための基本中の基本です。
髪型、肌、歯、髭、服装、爪、体型、においなど、あらゆる面で清潔感を意識しましょう。
清潔感のある髪型を心がけるように。寝癖やボサボサの髪はNGです。定期的にカットし、整った髪型を維持しましょう。
健康的な肌を保ちましょう。乾燥やニキビなど、肌トラブルが目立つ場合は、適切なスキンケアを行うように。
白い歯は清潔感の象徴です。毎日の歯磨きはもちろん、定期的な歯科検診やクリーニングも有効です。
できれば髭を剃りましょう。無精ひげは不潔な印象を与えてしまいます。
シワや汚れのない、清潔な服装を心がけましょう。
清潔で短く切り揃えられた爪は、相手に好印象を与えます。
食生活に気を付け、適度な運動をして健康的な体型を維持しましょう。
体臭や口臭に気をつけましょう。
信頼感を与える服装は、業種やお客様の層によって異なります。
相手の職業や立場、年齢、そして商談の場に合わせた服装を心がけましょう。
例えば、ブルーカラーの現場作業員の方に営業をかける際に、高級ブランドのスーツや派手なネクタイは不自然で、相手に違和感を与えてしまうかもしれません。
作業着に合わせたカジュアルな服装で訪問するなど、お客様に合わせた服装を選ぶことが重要です。
一方、経営者や役員クラスのお客様に会う場合は、フォーマルなスーツを着用することで、相手に敬意を払い、信頼感を高めることができます。
商談の段階や状況に応じて服装に変化をつけ、ギャップを作ることも効果的。
例えば、クロージングの場面では赤色のネクタイに変えるなど、ここぞという場面で変化をつけることで、お客様に「今日は決めて欲しいんだな」という印象をさりげなく伝えることができます。
お客様の自宅に複数回行って奥様に会う場合は、毎回同じ色のネクタイをするのではなく、必ず違う色をつけて相手の印象に残すのも大事です。
営業マンにとって見た目は、お客様の心を掴むための強力な武器となります。
清潔感、信頼感、そして状況に合わせた変化をつけることで、第一印象をコントロールし、商談を成功に導きましょう。
外見だけでなく、誠実な態度や言葉遣い、そしてプロとしての知識やスキルを磨くことで、お客様からの信頼を獲得し、より多くの成約に繋げられます。
第一印象をコントロールするコツが掴めたら、そのノウハウを社内の営業組織に共有し、全体で売上アップに繋げましょう。
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