自社商品を好きになれない営業マンへ。今すぐ変わる行動を解説
「正直、うちの商品が良いと思えない…」
セールスパーソンとして現場に立つあなたは、こんな葛藤を抱えていませんか。
他社製品の方がスペックが高い気がするし、価格も競合より高い気がする。自分なら絶対に買わない商品を、毎日売っている。
この罪悪感を抱えたまま商談に臨むと、態度に自信のなさが出てしまい、成約率が下がります。
そして売れないから、ますます商品を信じられなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
実は、多くのセールスパーソンが同じ悩みで退職していきます。
でも、本当に商品だけが原因なのでしょうか。
この記事では、自社商品を好きになれないセールスパーソンが取るべき2つの選択肢をお伝えします。
読み終える頃には、明日からの行動が変わっていることでしょう。
好きになれない本当の理由は何か
実は自社商品を好きになれないという悩みを抱えるセールスパーソンは、非常に多いです。
保険会社でも、不動産会社でも同じような悩みを持つ人がいて、「この商品は世の中の役に立たないのでは」と考えて辞めていく人が後を絶ちません。
でも、ちょっと待ってください。本当に商品が悪いのでしょうか?
売れていないから商品を信じられなくなっているだけではありませんか。
成果が出ないと、人は無意識に商品のせいにしがちです。
隣の芝生は青く見えるので、生命保険より不動産の方が良いのでは、不動産より投資商品の方が良いのではと考えてしまいます。
こうして転職を繰り返しても、結局同じ悩みにぶつかることが多いのです。
なぜなら、商品を信じられない本当の原因は、商品そのものではなく、あなたの中にある可能性が高いからです。
売りたくないものを売り続けるリスク
自社商品を信じられないまま営業を続けると、どうなるのでしょうか。
実は、想像以上に深刻な以下のリスクが潜んでいます。
- 成約率が下がり続ける悪循環
- 精神的なストレスで体調を崩す
- 営業スキルが身につかない
- キャリアの時間を無駄にする
多くのセールスパーソンが、これらのリスクに気づかないまま数年を過ごし、気がついたときには取り返しのつかない状況に陥っているケースが少なくありません。
成約率が下がり続ける悪循環
商品を信じていない気持ちは、必ず顧客に伝わります。
あなたがどんなに言葉巧みに説明しても、態度や表情、声のトーン、視線の動きといった非言語コミュニケーションが、本心を露呈させてしまうからです。
その結果、成約率が下がります。売れないから商品への不信感がさらに強まり、ますます自信がなくなって成約率が下がるという悪循環に陥ります。
この負のスパイラルから抜け出すことは、非常に困難です。
精神的なストレスで体調を崩す
「自分は悪いことをしているのではないか」という罪悪感を抱えながら働くことは、想像以上に精神を削ります。
毎週の営業ミーティングが苦痛になり、顧客に会うことすら億劫になってしまいます。
真面目な人ほど、この罪悪感に押しつぶされやすい傾向があります。
売れたくないセールスパーソンは一人もいないのに、どうやったら買ってもらえるかわからないまま、断られ続ける日々を送ることになります。
営業スキルが身につかない
商品を信じていないと、本気で顧客の課題を解決しようとする姿勢が生まれません。
表面的な営業トークだけで終わってしまい、顧客の潜在的な課題を顕在化させるというスキルが磨かれないのです。
結果として、何年営業を続けても本質的なスキルが身につかず、転職しても同じ悩みを繰り返すことになります。
商品を変えても、営業の本質を理解していなければ成果は出ないからです。
キャリアの時間を無駄にする
20代、30代という貴重なキャリア形成の時期を、信じられない商品を売ることに費やすことは、大きな機会損失です。
本来なら、スキルを磨き、実績を積み、市場価値を高められる時期なのに、モヤモヤした気持ちを抱えたまま時間だけが過ぎていきます。
気がついたときには、年齢的にも転職が難しくなり、選択肢が狭まってしまうリスクがあります。
解決策①:自己洗脳で商品への確信を作る
商品を好きになれないなら、自分を洗脳しましょう。一見ネガティブに聞こえますが、これは非常に効果的な方法です。
トップセールスと呼ばれる人たちの多くが、実はこの自己洗脳を無意識に行っています。
自社商品の良いところを徹底的に書き出す
まずは紙とペンを用意して、自社商品の良いところを思いつく限り書き出してみてください。
スペックだけで見ると他社に劣るかもしれませんが、それだけが判断基準ではありません。
納期は早いですか、導入は簡単ですか、サポート体制は充実していますか。
価格は高くても、トータルで見たときのコストパフォーマンスはどうでしょうか。これらも立派な自社商品の価値なのです。
自分が担当者として付加価値を提供すると信じる
ここが最も重要なポイントです。
「自分というセールスパーソンが存在することで、この商品の価値が高まる」と信じることができれば、堂々と提案できるようになります。
例えば、あなたが販売している商品のスペックが競合より劣っているとしましょう。
カタログを並べて比較すると、機能面で負けている項目がいくつもあるかもしれません。
しかし、顧客は本当にスペックだけで購入を決めているのでしょうか。
実際の商談では、担当者の人柄や信頼感、納期の早さ、定期的な情報提供の質、などさまざまな要素が購入の決め手になっています。
あなたが迅速に対応し、顧客の課題に真剣に向き合い、導入後も継続的にフォローすることで、商品そのものの価値は何倍にも高まるのです。
商品は同じでも、担当者が違えば顧客が得られる体験はまったく変わります。あなたというセールスパーソンがセットになることで、その商品は顧客にとって最高のソリューションになります。
親しい人に熱く語ることで自分を説得する
次に、知り合いや友人に商品を熱く語ってみてください。実際に売るつもりで説明するのです。
不思議なことに、人に説明すればするほど、商品を信じられるようになります。
語っている自分の言葉に、あなた自身が影響を受けるからです。
これは自己説得の心理効果で、トップセールスの多くが無意識にやっていることでもあります。
可能なら自分で商品を購入して使ってみる
もし購入できる商品なら、自分で買ってみましょう。
実際に使う体験が、最も強い確信を生みます。顧客の気持ちも理解できるようになり、提案の説得力が格段に増すはずです。
この自己洗脳によって生まれた確信は、非言語コミュニケーションとして顧客に伝わります。
あなたの態度、表情、声のトーン、すべてが変わり、それが成約率の向上につながるのです。
解決策②:退職して信じられるものを売る
自己洗脳をしても、どうしても商品を信じられない場合があります。
明らかに粗悪品で顧客に不利益を与えている、倫理的にどうしても許せない、精神的なストレスで体調を崩しているような状況なら、退職することも正しい選択です。
「心から良いと思えないものを売ることに抵抗がある」という感覚は、あなたが誠実である証拠でもあります。
自分が信じて売れるものを見つけて営業する方が、よほど健全です。
商品が良いと思えないまま続けると、「自分は悪いことをしているのではないか」という思い込みが強まり、結局うまくいかなくなります。
そうなる前に、早めに決断することが大切です。
ただし、一つだけ注意があります。転職すれば全て解決すると思い込まないでください。
商品だけで営業するものだと思っているうちは、どこへ行っても同じ悩みにぶつかる可能性が高いからです。
まとめ|自社商品を好きになれるように行動しよう
自社商品を好きになれないセールスパーソンには、2つの選択肢があります。
一つ目は、自己洗脳で商品への確信を作ることです。
商品の良いところを書き出し、自分というセールスパーソンが付加価値を提供すると信じましょう。
親しい人に熱く語り、可能なら自分で購入して使ってみることで、確信が生まれます。
二つ目は、退職して信じられるものを売ることです。
どうしても倫理的に許せないなら、環境を変えることも正解です。
ただし、商品だけで営業するものではないことを理解してからにしましょう。
顧客は商品だけでなく、あなたというセールスパーソンを含めて購入しています。
人としての付加価値を高めることに集中すれば、商品への不安は自然と薄れていくはずです。
自社商品を好きになれないという悩みは、あなたの誠実さの表れでもあります。
その誠実さを武器に、新しい営業スタイルを確立してください。今日から行動を変えていきましょう。